読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

プログレッシブな日々

混沌こそ我が墓碑銘。快楽の漸進的横滑り。

ヒットチャート嫌いだった私のオールタイムベスト20

10代の頃、ヒットチャートっていうのが大嫌いでした。

いや別に「音楽の商業主義を排す」…..

なんていう子どもっぽいお題目を唱えるつもりはありません。

商業主義、大いに結構じゃないですか!

優れたミュージシャンはどんどん儲けるべきです。

むしろ60〜70年代初頭ぐらいまでの
ロックビジネスがまだ未成熟だった時代、
ミュージシャンたちが詐欺師まがいの会社やマネージャーやらに
搾取され放題だったのが問題です。ビートルズストーンズも例外ではなく、

ビートルズの弟バンドと言われたバッドフィンガーなどは、

そのせいでリーダーが首つり自殺に追い込まれました。
実に痛ましい出来事です。正しく商業主義的であることは、
ロック音楽の健全な発展と成熟を図るために

非常に重要なことでありましょう。金を儲けて何が悪い?

ではなぜヒットチャートが嫌いだったかというと、
リアルタイムのヒットチャートと自分の嗜好が

あまりにもずれていたということがひとつ。
世間様の基準なんか押しつけられたくないね!っていう

若者ならではの愛しき反抗心の発露です。大目に見て下さい。

もうひとつは、特に米国のヒットチャート番組などに
どこか帝国主義的な香りを嗅いでしまっていたからでした。
FEN(米軍放送)やラジオ関東(現・ラジオ日本)から流れてくる
「アメリカンTOP40」の浮かれたアメリカ英語のDJを聴きながら

イエズス会の宣教師もこんな調子で布教してたのかなあと
遙か戦国の世に思いを馳せたものです。

まあ、でもいつのまにやらそんなコダワリもすっかりなくなってしまいました。
当時、毛嫌いしていたチャート上位を賑わしていたヒット曲のあれこれを
今や、Apple MusicやSpotifyのストリーミングサービスで聴きながら、
「うんうん、良い曲だなあ」なんてしみじみしちゃっているぐらいです。
でも、このように音楽のデジタル化が進行していくことによって
すっかりヒットチャートっていうものが無意味になりつつありますよね。
ミュージシャンもCDなど従来のパッケージ商品による販売・売上戦略ではなく、
「曲」や「パフォーマンス」そのもののクオリティで儲ける
新しいビジネスモデルが必要になってきました。握手券とかじゃ無く。

これからの時代、チャートと言っても世間的な売り上げとか人気ではなく、

「一人ひとりがつくるヒットチャート」
そんなものが重要になってくるんじゃないでしょうか?

既にストリーミングサービスでも〈選曲〉のプロが注目されていますしね。

というわけで、プロでもない私が選んだロック名曲オールタイムベスト20

というものを考えてみました。
原則は1アーティスト(グループ)・1曲のみ。

じゃないとビートルズとクリムゾンとツエッペリンだけで

すべての枠が埋まっちゃいそうです、私の場合。
厳密に見るとジェネシスとピーガブがダブっているとも言えますが、
いいじゃないの幸せならば。暖かい気持ちで見逃してやってください。
案の定、ビーチボーイズドアーズ以外は英国ミュージシャンばかりで、

60〜70年代の曲が中心になりました。ベスト10ではプログレはクリムゾンのみ。

…自分の事ながら思ったより普通っていう印象です。
大好きなクリームとジミヘン、イエスが入っていないのですが、
「曲」というモノサシでセレクトするとこうなってしまうのですよ。

まあ、明日選んだらまた違う結果になかねないので、
甚だいいかげんなセレクションですがね。

 

以下、10位までの曲には選評というか、ちょっとしたコメントをつけてみました。

==== SHIN OHTANI’S ROCK MUSIC ALLTIME BEST20 ====


1)A DAY IN THE LIFE(The Beatles

 もはや音楽と言うより、ひとつの世界観と呼んだ方がふさわしい曲。リンゴのドラムがなにげに素晴らしく、フィル・コリンズが絶賛。

 

2)LOVE MINUS ZERO/NO LIMIT(Bob Dylan

 もはや音楽と言うより、ひとつの実存。シンプルなメロディを繰り返すだけのこの曲にどうしてこれほど心かきむしられるのだろう。バングラディシュ・コンサートのライブバージョンが特に好き。ウォーカーブラザーズのカバーも素晴らしい。

 

3) RED(King Crimson
 クリムゾンでどれか1曲と言われるとコチラになってしまいます。ウエットンには悪いがヴォーカルは必要条件ではない。


4)ACHILLES LAST STAND(Led Zeppelin
 リズムとアレンジに狂ったようにいろいろなアイデアが詰め込まれており、トータル10分以上にあるのにむしろ短く感じてしまう不思議。ジミー頁の創作意欲がピークに達しつつある頃だろう。何回聞いてもアドレナリンがふつふつと湧いてくるぜ!

 

5)GOOD VIBRATION(The Beach Boys
 もはや音楽と言うよりひとつの宇宙。だまってこの音響に身を浸すのみ。世紀の天才ブライアンの頭の中の神秘と言える曲。

 

6)METAL GURU (T. Rex)
 T. Rexでどれか1曲と言われるとコチラになってしまいます。やぶれかぶれな感じのイントロが素晴らしすぎて言葉が出ない。俺の原点!

 

7)KARMA POLICE (Radiohead

 90年代、個人的にもっとも虚を突かれたのがレディオヘッド。まあ、この曲だけではありませんが代表して。カーマ・カメレオンはカルチャークラブ。

8)DAY AFTER DAY (Badfinger)
好きすぎて死にそうな曲。前述のとおり、作詞作曲してギター弾いて歌っている人とベース&コーラスの二人は自殺してしまいました。ドラムの人も数年前に亡くなり、プロデュース&スライドギターのジョージ・ハリスンも….。タイトルを見るだけで悲しすぎて死にそうです。

9)Mr. BIG (Free)

 メンバーそれぞれのいいところを凝縮させたような凄い曲。アンディ・フレイザーのベースソロは前人未踏の領域へ.....ただただひれ伏すのみ。亡くなる前に生で聞けて良かった。

 

10)THE END (The Doors)

 ドアーズで1曲に絞るのは至難の業でした。とりあえずドアーズの全てが詰まっていると言っても過言ではないこの曲にしましたが、他の曲も頭の中をぐるぐる。

 

(以下、20位まで曲名・アーティスト名のみ)
11)REBEL REBEL(David Bowie
12)SUPPER’S READY (GENESIS)

13)AFTER THE FLOOD ( Van der Graaf Generator)

14)MY GENERATION(The Who
15)LET FOREVER BE (The Chemical Brothers)

16)SHINE ON YOU CRAZY DIAMONDS(Pink Floyd
17) GREEN MANALISI (Fleetwood Mac

18)HERE COMES THE FLOOD(Peter Gabriel
19)MIDNIGHT RUMBLER (The Rolling Stones)
20)HEAD OVER HEELS (Tears For Fears)

Sgt Pepper's Lonely Hearts Club Band

Bringing It All Back Home

Red: 30th Anniversary Edition