プログレッシブな日々

混沌こそ我が墓碑銘。快楽の漸進的横滑り。

2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『書店主フィクリーのものがたり』(ハヤカワepi文庫/ガブリエル ゼヴィン)を読んだよ。

書店主フィクリーのものがたり (ハヤカワepi文庫) ハヤカワepi文庫にハズレなし! 本好きにとって最高の小説だ。翻訳もいい。文庫本裏カバーの梗概は以下の通り。 《島に一軒だけある小さな書店。偏屈な店主フィクリーは妻を亡くして以来、ずっとひとりで店…

梅原猛『海人と天皇 ~日本とは何か~』再読

先日亡くなった梅原猛は、イマジネーション豊かな古代史への視線で歴史のタブーに挑んできた。聖徳太子、柿本人麻呂の怨霊を古代史に持ち込んだその力業は歴史学的には問題が多いのだが、古代史の文脈にそれまでになかった視点を提供した偉業には違いない。…

アンプラグドってみました。

アンプラグドてみました。「JJFブルース」エレキをアンプにつながない正統派アンプラグドです。テレキャスター・シンラインはこういう時に便利だな。

アゴタ・クリストフ『悪童日記』『ふたりの証拠』『第三の嘘』にやられる。

読もう読もうと思ってなかなか読めない本を出張の機会に読むことが多い。出張中はほとんど残業というか、夜の用事がないのでむしろ読書が捗るというわけだ。 今回はこのアゴタ・クリストフ著『悪童日記』、そして続編である『ふたりの証拠』と『第三の嘘』の…