プログレッシブな日々

混沌こそ我が墓碑銘。快楽の漸進的横滑り。

2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『Roger Waters The Wall』に圧倒される

昨日9月29日一日のみの上映(しかも国内4箇所のみ)という「Roger Waters The Wall」を見にいった。FBフレンドからの情報で、当日の昼に上映があるのを知り、仕事を慌てて片付けてから、上映会場であるイオン板橋店に駆けつけた。平日一日のみの上映。う〜ん…

普通に生きるための覚え書き

ただ一群の文学者たちのうわずった、気狂いじみた、地球の滅亡を憂えうるといった最大限の嘘と喧噪に、できるだけむきにならず「現在」の現象のひとつとしてからかいの対象にしたかった。つまり真剣にからかったのだ。わたしは、そのために大事な知己たちを…

How Soon Is Now? 〜 9月の思い出

So you go, and you stand on your own, and you leave on your own, and you go home, and you cry, and you want to die (The Smiths「How Soon Is Now?」より) 20代半ばの頃、パンクバンドの雇われベーシストをやった。加入して2週間後にライブの予定…

マーク・ボランが死んだ夏休み明け

1977年の髙1の夏休み。その年は極端な冷夏だった記憶がある。野外も部屋の中も冷え冷えとする。もちろん、何日かはいわゆる夏日もあったのだろうが、寒々とした記憶ばかりが残る奇妙な夏だった。 そうなのだ。ほとんど暑かったという記憶はない。そんな夏は…

開高・三島、そして戦争を知らない子どもたち

最初にいっておくと、この一連の文章には結論はないし、それどころか明確な論旨さえない。最近、「戦争と平和」「生と死」について考えたことをそれほど脈絡を気にせず、なんとなく結びつけながらまとめただけのモノである。私以外の人が読んで面白いかどう…

風に語りて(I Talk To the Wind)

生真面目な男が、遅れてきた男に言った。 「お前はどこにいたんだ?」 「僕はここにいたし、僕はあそこにいたし 、 そしてその真ん中あたりにもいたのさ」 僕は風に話しかけた。言葉はみんな運び去られてしまう。 僕は風に話しかけた。 風は聞いてはいない…

Der Steppenwolf

その日は、いつもの日々が過ぎるように、過ぎ去った。私は自分流の単純小心な生活技術で一日を口説き落とし、じわじわと絞め殺した。数時間仕事をし、古い本をひっくりかえしてみ、二時間にわたって、老境に入る人間につきものの苦痛を味わった。 (ヘルマン…

黄門様に著作権はあるのか?

今回の五輪エンブレム騒動のおかげで、あらためて著作権の重要性が広く知れ渡ることになったんではないでしょうか? たとえば SNSやブログにネットで拾った画像を使用することはどのようなリスクがあるのか、多くの人が考えるいいキッカケになったと思います…