プログレッシブな日々

混沌こそ我が墓碑銘。快楽の漸進的横滑り。

3・20の思い出

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22年前の本日、僕は有給休暇をとって早朝から妻と河口湖にボートを浮かべて、ルアーでニジマスを釣っていた。午後、すっかり冷えた体をほうとうと温泉で暖めて、帰りのクルマで聴いていたラジオで地下鉄サリン事件を知った。

 

帰宅して当時の職場近くが地獄絵図になっているのをテレビで見た。2カ月前の阪神淡路大震災の惨状をテレビで見た衝撃がまだ去らない頃だ。

東日本大震災の時も、帰宅してテレビをつけて驚愕させられたが、その時の記憶がフラッシュバックしてdéjà-vuのような感覚にとらわれたものである。

 

自分が携帯電話を持ち始めたのも阪神淡路大震災サリン事件がきっかけだった。翌年娘が生まれた。実は3年前からまたその当時のオフィスで働いているが、町並みも、地下鉄駅構内も、東京メトロ職員の制服もすっかり変わってしまい、すべてが過去に押しやられていくように感じている。


しかし人の記憶は決して消えることはない。生命尽き果てるまで。

 

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