プログレッシブな日々

混沌こそ我が墓碑銘。快楽の漸進的横滑り。

2021-07-06から1日間の記事一覧

読後1年近くを経てフローベール『三つの物語』の感想を記す

三つの物語 (光文社古典新訳文庫) フローベールの代表作と言えば誰しも『マダム・ボヴァリー』『感情教育』といった長編小説をあげるだろう。ところが本書の帯には「フローベールの最高傑作」と書かれており、昨年の今頃、思わずほうっと思って手に取った。…