プログレッシブな日々

混沌こそ我が墓碑銘。快楽の漸進的横滑り。

`THE CANTERBURY TALES`、デイヴ・シンクレア&ジミー・ヘイスティングスLIVE雑感

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昨夜、吉祥寺“Manda-La2” において開催された`THE CANTERBURY TALES`、デイヴ・シンクレア(key)とジミー・ヘイスティングス(fl.&sax )のライブを見に行きました。プログレの中でもマニアックなファンが多い英国カンタベリーシーンの最重要人物と目される二人、デイヴは現在京都在住で、77歳になるジミーが英国から来日。デイヴと懇意な日本人ミュージシャンの好サポートもあり、リラックスした素晴らしいステージでした。

バンドは女性ヴォーカルを擁していましたが、「オーキャロライン」をはじめ、多くの曲でデイヴが素朴な歌声を聴かせてくれました。デイヴの演奏は流麗なピアノプレイがメインでしたが、Caravan メドレーでは一世を風靡した“あの歪んだオルガン”サウンドが登場! 思わず心拍数が上がりました。フルートとソプラノサックスのジミーはもはや名人、達人の域。スキンヘッド&プロレスラーのようなガタイに似合わぬ繊細かつスポンテニアスなプレイに心和みます。また超ロングトーンで、人間離れした信じられない肺活量も披露してくれました。これで77歳!!

終演後はサイン&握手タイム。今思い返しても伝説の人物たちと言葉を交わしたことがまるで夢のように思えます。といっても本人達は笑顔がカワイイいたって気の良い英国爺たちでしたが。

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