プログレッシブな日々

混沌こそ我が墓碑銘。快楽の漸進的横滑り。

日記、のようなもの

 

神秘

神秘

 

 

ここにいる僕のことを想ってくれるなんて
きみはなんて思いやりがあるんだろう
そして 君にはとても感謝している
僕がもうここにはいないという事実を
きみがはっきりさせてくれたから
ピンク・フロイド「ジャグバンド・ブルース」より)

宗教者にせよ、国家主義者にせよ、平和主義者にせよ、あるべき世界(あるいは国家、社会、人間)を想定したスタンスで生きようとする意志から生じた人間のありかたである。つまりこれらは皆同類。ブログでよく見られる自分語りの修辞の多くが、あるべき自分を志向していることも、おそらく同根なのであろう。それらは、河原でひからびている魚の屍骸に似た哀しさと腐臭が漂う。