2019年のロック新譜6選
The Winstons『SMITH』
テクニカルだけどユーモアたっぷりのウインストン・サウンドが冴え渡る。ファーストより皿に一歩熟成度を増した。
Big Big Train『Grand Tour』
英国近代史をモチーフとした作風が続く。ややマンネリ化しつつあるところをメンバーチェンジでサウンドのてこ入れを行いながら、着実に進化している。
The Claypool Lennon Delirium『South of Reality」
ファーストアルバムから格段に肩の力が抜けた。やりたいことを自由にやっている。レノンのアート心をクレイプールがテクニカルにサポートしているという感じ。FTBのカバーは面白い。
Howard Jones『Transform』
エレポップ全盛期の勢いを取り戻した快作。とても聴き心地が良く、通勤時間のヘビロテになっていました。しかしサウンドの遊び心や探求心は相変わらず。マニアです。
T字路s『PIT VIPER BLUES』
唯一の国産アルバム。デパート屋上で生(ライブ)で接してからこの二人のアンサンブルが身体のどこかに染みついて締まった。夜一人でヘッドフォンで聴いている。
PJ Harvey『ALL ABOUT EVE』
舞台「オール・アバウト・イヴ」のサントラで多くの曲がインスト、また舞台女優がヴォーカルで参加している曲もある。しかし、どうしようもなくPJな音像なのだ。ちびりそうなぐらいカッコイイのだ。