プログレッシブな日々

混沌こそ我が墓碑銘。快楽の漸進的横滑り。

Love in Vain

聖書 新共同訳  新約聖書

お前は岩場の山羊が子を産む時を知っているか。

雌鹿の産みの苦しみを見守ることができるか。

月が満ちるのを数え

産むべき時を知ることができるか。

雌鹿はうずくまって産み子を送り出す。

その子らは強くなり、野で育ち

出て行くと、もう帰ってこない。

(『ヨブ記』39:1-4『聖書 新共同訳』日本聖書協会) 

4月から子どもたちが二人とも大学生になので(しかも一人は就活生)、親業の締めくくりが近いことを予感する。世間より聞こえてくる殆どの育児・教育談義がアホ臭いのは、大人(親)が「子が出て行く」ことを考えず、「手元に置く」「面倒を見てもらう」あるいは「いい親子関係を築く」ことを前提にしているから。親は子を捨て、子は親を捨てるのが自然。と、今日のところはそんだけの話でおさめておく。スマホを捨て、ブルースを聴こう。


Robert Johnson - Love In Vain Blues (Takes 1&2) (1937)