プログレッシブな日々

混沌こそ我が墓碑銘。快楽の漸進的横滑り。

Memento Mori.

今月が終わる前にどうしてもこの一文を記しておきたかった。


自分の人生のどんなに短い一場面でも、確かに同じ時間を並走していたと思える「人」を失うのは言うまでもないが非常につらい経験だ。好きなミュージシャンや作家、スポーツ選手、俳優などもそこに含まれるが、55歳にもなるとリアル人生でもそうしたつらさを何度も噛みしめるはめになる。リアルもバーチャルも関係なく、どんなかたちであれ、そうした喪失の哀しみというものに決して馴れることはできない。心の淵にだんだん積み重なっていく哀しみを見つめながら溜息をつくのみである。

今月初め、Facebook上で5年来の付き合いがあった方が病死され、かなり嵩の大きな哀しみがまた積み重なった。そして彼が亡くなったあとのタイムラインが、それ以前のものとまるで別物に感じられることにすっかり当惑している。

See You Again. そしてMemento ori.


〝 Wish You Were Here(Waters-Gilmour) 〟 Dedicated to Mr. K