Shuffle My Life.
iPodをシャッフルモードで聞いていると、次に何の曲が出てくるかわからないところがいい。
今日の場合、「悪魔を憐れむ歌」(ストーンズ)→ビゼー「アルルの女」より”メヌエット“→「ナイフ」(ジェネシス)→「トルコ風ブルーロンド」(デイブ・ブルーベック・カルテット)→「サブタレニアン・ホームシック・ブルース」(ボブ・ディラン)→「フリーハンド」(ジェントル・ジャイアント)・・・というつながりが絶妙にスリリングだった。絶対、自分では思いつかない曲順。やはり人の作為や知恵には限界がある。
最近、利用しているいくつかの音楽ストリーミングサービスでも、各社独自のアルゴリズムによるおすすめリストみたいなものが定期的に提示されて、その選曲の妙に驚かされる。いわゆるジャンルとかカテゴリにこだわりなく、実に心躍る意外性に満ちた曲順で僕の趣味に合った音楽が提示されるのだ。それはもう感心するぐらい、気が利いている。今まで聞いたことがなかったけど、趣味にピッタリという曲もけっこうある。そういうのって実にありがたい。
僕は自分の欠点が、「うまくまとめてしまう」、いわば予定調和に陥りがちな部分だと思っているので、いつもシャッフル機能やストリーミングのおすすめサービスには、「小さくまとまるんじゃね〜ぞ、おっさん!」とどやされているような気がしている。それは決して悪い気分ではない。そして、どのようなタイミングで運を天(この場合は半導体とか、アルゴリズムだが)に任せるかが、生きていくことの才覚というものであろうとあらためて思うことになる。
上の画像は昨年末にSpotifyから僕に提示された「今週のディスカバー」。素晴らしくて涙が出そう。知らない曲もあるが聞いてみるとこれがよい! まさにディスカバーだ。Spotifyの日本正式サービス開始はまだなのでVPN接続で利用しているが、すでにインターフェイスは完全に日本語表示されているし、日本語のCMも流れている。