プログレッシブな日々

混沌こそ我が墓碑銘。快楽の漸進的横滑り。

夢を見た。


Eurythmics - Sweet Dreams (Are Made Of This ...

・・・仕事に追われる中、あまりにも不勉強な自分に愛想をつかして、大学に通い直すことにした。今度は文学部なんていう愚にもつかない学部ではなく法学部に入学する。しかし、学生となった私にも容赦なく仕事が押し寄せる。おかげでいつも授業に遅刻だ。今日も教室に入ると、すでに授業はまとめに入っていた。クラスメートの女子大生たちの気の毒そうな視線・・・みんな優しい娘ばかりだ。教授も大幅な遅刻にもかかわらず「ご苦労様」というように私に黙礼した。もしかして俺の方が年上か? ・・・

・・・翌朝、家の花壇の真ん中にしつらえた便器で「大」の用をたしていると、背後の小道に何人もの女子大生たちが通りかかった。やさしいクラスメートたちが通学のために、近道となる我が家の庭の前を通るのだ。家のトイレは完全にアウトドアの便器丸出し仕様で、すなわち私は、娘たちにお尻丸出しのまま、「おはよう」と挨拶せざるを得なかった。これから毎朝、私は彼女たちにお尻を見られるのだ。でも、しょうがない。きっとすぐに慣れるだろう・・・

・・・そんな時、ケータイが鳴る。釣り仲間のHくんが、秘密の釣り場に行かないかと誘う。よし、今日は仕事も学校も休んで、釣りに行くことにしよう。Hくんは私のクルマを山頂まで導き、そこから徒歩でコンクリートの階段を降りる様に言う。どこまでもどこまでも降りて行く。釣場は見えない。まだまだ降り足りないようだ。階段はずっと先まで続いている。いつの間にか、目つきの悪い痩せぎすの男が、釣り道具を持って一緒に降りている。きっとH君の友人なのだろう。目つきは悪いが話してみると意外に気さくな感じの人のようだ。3人、話がはずんでいると、突然、階段が途切れた。が、そこは戸建の閑静な住宅街。アスファルトとコンクリートの街並み。いったい我々は何を釣れば良いのか・・・