プログレッシブな日々

混沌こそ我が墓碑銘。快楽の漸進的横滑り。

栄子の夢

 

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連続テレビ小説「マッサン」で演技派女優としてのポジションを確立した感のある小池栄子。僕はかなり以前からその存在感が気になっていて、自分でも何故だろうとふしぎだったんだけど、「マッサン」で演じたハナちゃんの役柄をみているうちに得心がいった。うちのカミサンとキャラ(表情や体格とかも)がかぶってたんだな、と。じゃあ、僕はトシ兄かよ。


で、今日は9年前に見た小池栄子が登場する夢を日記から発掘した。当時はなんでこんな夢見たのか?????不思議でしょうがなかった。
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 ・・・汚水を溜め込んだように疲れた躯を引きずって、会社のエレベーターを降り、最寄りの地下鉄駅へ。その途中、幼なじみの小池栄子にばったり出会う。彼女はこの辺りの下町民家の出身。だったら私の幼なじみである訳ないのだが、しかも年齢も20歳以上離れているわけなのだが、あくまでも幼なじみとしてシークエンスは進行する。栄子ちゃんはTV収録の仕事帰り。私に手を振りながら「おつかれさま。いつも遅いねえ」と気さくに声をかける。彼女だって相当疲れているはずなのに。私は曖昧な微笑みをかえし、びっくりしている(もちろん小池栄子と私が知り合いだということに)同僚にも照れ笑いの表情で「いやあ、実は友人なんだ」などと言ってみる。栄子ちゃんは、自宅の横開きの玄関をガラガラと音を立ててあけ、「じゃあ、また会おうね」と明るい笑顔をこちらに向ける。私は、その向日葵を思わせる表情に私たち二人(栄子ちゃんと私)の間の長い「友人」としての軌跡が澱のように滲んでいるのを認めた。そして気づいた。彼女は私のことを愛していたのだ。私はあまりの動揺に足下から溶けていく感覚を覚えながら、同僚と地下鉄ホームへの階段を下っていった・・・