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プログレッシブな日々

混沌こそ我が墓碑銘。快楽の漸進的横滑り。

アマチュアについて。

テレビ芸人で絵本作家もやっているという人が、ベストセラーになった自分の作品を電子版で無料にしたということで話題になっていた。 キングコング 西野 公式ブログ - お金の奴隷解放宣言。 - Powered by LINE 要は2000円もする自分の絵本を子どもが気軽に買…

「バーチャル天皇制」を提案する

天皇陛下の〝生前退位〟をめぐり、政府が設置した「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」(座長:今井敬・経団連名誉会長)が今月7日、専門家へのヒアリングを始めた。焦点となる退位の是非は、意見を述べた専門家5人のうち2人が賛成、2人が反対…

不毛地帯から。

ストーリーは難解で、テーマも稚拙な不毛な作家だったが、ヘミングウェイやフィッツジェラルドなど同年代の作家の中では言葉を武器として戦うことのできる数少ない作家だった。 (村上春樹『風の歌を聴け』) 今年も村上春樹氏のノーベル文学賞受賞がささや…

「塊」としてのビートルズ 〜映画『ザ・ビートルズ〜EIGHT DAYS A WEEK - The Touring Years』雑感 〜

www.youtube.com 映画『ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK』公式サイト つい最近発売された「Live at Hollywood Bowl」の余韻に引きずられるように、先週、有楽町のミニシアターで『ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK - The Touring Years』を観た。 1963…

The Beach Boys -- TODAY!

夏の終わりの一枚を選べと言ったら、僕はやはり『The Beach Boys - TODAY!』なのである。 学校で6時間も授業を受けたんだから、今日はもう十分さ。 ラジオのダイヤルをちょっと回して、いろいろとチューニングしてみる。 踊りたいんだ、今の気分にぴったり…

男はつらいよ!

おかしな男 渥美清 (ちくま文庫) 1961年の夏、小さな雑誌の編集長をしながらテレビやラジオに出ていたぼくはNHKのドラマで全国区の人気者になりつつあった渥美清と初めて会った。芝居や映画をよく観る勉強家であり、見巧者の彼と喜劇マニアのぼくは親しく話…

10年前、父が墓を買った。

登山家引退 ちょうど10年前の2006年7月、父親が自分が入るための墓地を購入した。そこは自宅から徒歩で行ける浄土宗の寺院内にある。紀州にルーツを持つ関西人であり、ふるさと大阪を離れて半世紀以上経てなおも大阪弁を話した父だったが、特に大阪や関西に…

今上天皇「生前退位」で思ったこと。

昨夜、天皇陛下が生前退位の意向を示されたことで、日本国民は大きくどよめいた。当然だろう。日本国民の統合の象徴である天皇が、日本国の法律で定められていない、いわば掟破りを「意向」として示されたからだ。海外のメディアも軒並み大きなニュースとし…

井上靖と吉田健一

ところで井上靖って、今、どれくらい読まれているのか。 『天平の甍』『あすなろ物語』『敦煌』『蒼き狼』『おろしや国酔夢譚』といった代表作は、みんな文句なしに面白い小説だ。井上靖作品は映画化されたものも少なくない。そのうち『本覚坊遺文』と『お…

熊本のOさんと関サバ

熊本のOさんは年上の友人だ。 いや、もともとはお客さん(当時、広報室長)であって、しかも20近く年齢が離れているから、気安く友人なんていっては失礼だ。 それにもう10年近く連絡をとっていない。 しかし、ずっとOさんには友人と呼びたくなる親しみを感じ…

「クイズ・タイムショック」の田宮二郎のこと。

blogos.com いつも自分たちがいる場所に、一般の方が来た時のとまどいや、不慣れなことを、田宮二郎さんだったら、端正に、人間と人間として向き合って接せられたと思うのだけれども、いつしか、芸人さんは、「いじる」ことで笑いを成立させるようになった。…

僕の富士山

2012年、本栖湖に釣りに行く途上、渋滞にはまった暇つぶしに撮った絵。 富士山というのは地理学的にもたいへん珍しい単独峰で、さまざまな偶然が積み重なるようにしてあの美しい姿が形成されたそうだ。人はそこに荘重さとともに、純粋性へのあこがれを仮託し…

ディビッド・ボウイの死に方

■好き!好き!「グラムロック」in 英語塾 僕と同じ1960年代初頭生まれで、特に女性の場合は、洋楽ロックに目覚めたキッカケが、1972年頃からのグラムロック(特にT.REX)・ムーブメント、もしくは1974年頃からのBCR・クイーンの二大アイドルグループのどちら…

追憶のカースティ・マッコール

12月になると聴きたくなる曲の一つが、ザ・ポーグス『フェアリーテイル・オブ・ニュー・ヨーク』(下記リンク)。この曲でポーグスのシェイン・マクガウアンとデュエットしているのがカースティ・マッコールだ。この時期にこの曲を聴きたくなるのは、クリス…

あるロシア人女医の思い出

美味しいロシア料理を食べながら、思いを馳せたのはうちの近所にある病院の創立者・故武谷ピニロピ先生の病院だ。この奇妙な名前の女医さんは、僕の小中学校時代、眼科の校医であった。ちょっとおっかない外人の婆さんという印象があるが、今となっては懐か…

余丁町散人さんのこと。

Letter from Yochomachi 昨年の6月、一人のご隠居ブロガーが世を去った。新宿区余丁町に棲まわれていたその方のブログネームを「余丁町散人」と言う。熱心なMacユーザーで初期にはiBlog という珍しいアプリケーションでブログを構築されていた。 同じ余丁町…